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訪日客復活でも国内旅行会社は「閑古鳥」の訳 依然として学校と宗教団体が「太客」の悲哀

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インバウンドと旅行会社のイメージイラスト

(イラスト:北沢夕芸)
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コロナ禍が過ぎ去って、観光地が賑(にぎ)わいを取り戻している。ニュースでは、各所を巡る外国人観光客の姿が映し出される。

観光産業、潤ってるわあ。

と思っていたら、読者から驚くべき声が届いた。

「旅行会社、ヤバいっす」

そうっすね、これだけ観光客が増えると忙しいっすよね。

「いや、逆です」

えっ。

「お客さん、離れています」

あれ、すごい需要じゃないの?

「じゃあ、金田さんは出張に代理店を使ってますか」

あー、確かに使いませんね。ホテルは公式サイトで直接予約しちゃいます。新幹線も、乗る直前にスマホで予約しているし。

「でしょ」

そういうことか。でも、インバウンドすごくないっすか?

「あれって、日本の旅行会社にはまったく関係ないんで」

そうなの?

「そりゃそうですよ。日本人で、ハワイに行くのにアメリカの旅行会社に電話しないでしょ。全部英語なんてイヤだから」

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