1月16日から20日までスイスでダボス会議が開催された。『財新周刊』1月30日号の社論は、中国の経済政策上のキーパーソンである劉鶴氏による基調講演を評価する一方で、政府に注文をつけた。
現在、世界は新型コロナウイルスの流行、経済後退、ウクライナ侵攻などの脅威に直面している。さらに、2008年の世界金融危機以降に構築された国際協力体制が弱体化していることも危険だ。
3年ぶりに対面方式のダボス会議が開催された。会議のテーマである「分断化した世界における協力関係の強化」は意義深いものであった。いかに各国が相互信頼を構築し、協力関係を強化していくかが試されている。国際社会は世界が分裂した原因を直視し、相互非難の悪循環から脱却し、グローバルな課題解決に向け積極的に行動すべきだ。中国にとって最も大事なのは各国の政策調整とグローバル協力を推進していくことだ。
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