東京の「水辺」は戻るのか 日本橋1兆円プロジェクトの行方

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首都高地下化に伴い、日本橋周辺で計画されている1兆円プロジェクト。水都復活のきっかけになるのか。

2021年5月、江戸橋・呉服橋の首都高速道路出入口が、地下化の準備作業のためにひっそりと閉鎖された。高速道路の高架下を流れる日本橋川は、40年には空を取り戻すことになる。

日本橋周辺では、首都高速の地下化に呼応して5つの地区で大規模再開発が計画されている。総額は1兆円規模。その先陣を切り、21年12月には三井不動産などの参画する再開発組合が日本橋一丁目中地区の再開発に着手した。

同社の七尾克久・日本橋街づくり推進部長は「街の環境、施設が大きく変貌していく大きな一歩を踏み出した」と話す。

江戸時代、水辺には無数の木船が行き交っていたが、1964年の東京オリンピック時には、都内の川の上に高速道路が建設された。ところが、欧州では70年代から水辺再生の機運が盛り上がり、日本でも公害対策基本法が全面改正された70年の公害国会以降、川の水質が改善されていくと、じわじわと「水辺ルネサンス」の声が広がる。97年の河川法改正以降、水辺活用の規制緩和も進んだ。

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