「私たちの競争相手は漫画業界の外側にいる」 インタビュー/カカオピッコマ社長 金 在龍

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キム・ジェヨン 慶熙大学校卒。Puma Koreaを経て、2006年NHN Japan(現LINE)に入社。マーケティングなどを担当するCreative Centerセンター長を務める。15年から現職。(撮影:尾形文繁)

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後発組ながら並みいるライバルとの競争を勝ち抜き、トップに躍り出た漫画アプリ「ピッコマ」。運営元であるカカオピッコマの金在龍社長に足元の競争環境や今後の戦略について聞いた。

──足元の成長を支えるのが、縦読み漫画「ウェブトゥーン」(ピッコマでは「スマトゥーン」と呼ぶ)です。参入する競合アプリも増えています。

多くの競合が勘違いするのは、「紙のユーザーにどうやったらデジタルで読ませられるか」ということだ。それでは漫画の市場自体は大きくならない。

私たちの競争相手は、紙やデジタルの漫画ではなく、ユーチューブやネットフリックス、ゲームなどだ。業界の中ではなく、あくまでも外側と競争すべきだ。

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