最先端のテックが加速度的に社会実装される。次はアフリカの時代だ。
近年、中国・インド・東南アジアの成長が取り沙汰され、「アジアの時代が来た」と語られることが増えている。一方でアフリカ諸国については、内戦や難民、飢餓、スラムといったイメージがなかなか抜けきらない。
だが、アフリカでいま起きているのは未整備のインフラを飛び越してデジタルで社会課題を解決する、まさにリープフロッグ(かえる跳び)型発展の代表例だ。
電気が使えず、銀行口座も持っていない人がスマートフォンを持ったらどうなるのか。今のアフリカでは、圧倒的に遅れているところと最先端の技術が共存している。
例えば、アフリカ全体で見れば、農村部の無電化率は6割以上で、電気が家に通っているほうが少ない。日本では100年ほど前の1919年の電化率が50%程度だった。しかし、かつての日本と違って、アフリカの成人はほぼ全員が携帯電話を持っている。電気がないため小型のソーラーパネルや村のパパママショップの充電サービスを利用して充電している。
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