上場以来初の通期黒字化も、「結果的にそうなっただけ」と冷静に受け止める山田進太郎CEO。メルカリが次に目指す姿とは。
「信用」を強調した意味とは?
――長期ビジョンで描いたイメージには、どのようにたどり着いたのですか。
6月の年度末に向けて、年初くらいからいろいろ議論しロードマップを作ってきた。ありたい姿のイメージは数年に1回作っている。前回は4~5年前だった。前回すでに、(スマートフォン決済の)メルペイやグローバル展開の構想もあったので、そこから大枠は変わっていない。
一方、ブロックチェーンを活用した暗号資産やデジタルアセットの取引はここ最近広がってきたため、今回アップデートした。
事業が進捗してくると、自分たちの能力が上がったり、テクノロジーが進化したりする。そうした前提が変わるので、何年後かにこういうことを実現したいという姿も改めて考えないといけない。来年、再来年はまた新しい要素が出てくるだろう。
――今回発表したビジョンでは、メルカリのサービスにおける「信用」が強調されていたように思います。
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