朝はiPhoneでツイッターなどのSNS(交流サイト)を眺め、仕事の時間になったらオンラインストレージのドロップボックスで共有された資料を確認しつつズームでオンライン会議に参加する。デリバリーサービスのウーバーイーツで昼食を注文し、ユーチューブの動画を見る。日用品をアマゾンで注文し、クレジットカードで決済する。「プラットフォーム」と呼ばれるこれらのサービスを筆者は1日に何度も利用しているが、読者にもそういった人は多いだろう。
プラットフォームの利用者は、メッセージの交換や商品の売買などを行っている。やり取りをする相手の数が多ければ多いほど利用者にとってのプラットフォームの価値は高くなる。例えば、コロナ禍で急速に普及したオンライン会議ツールのズームで会議を行う場合、相手がすでにズームの利用者であれば進行がスムーズだ。
また、アマゾンのように利用者の多いオンラインモールの魅力は、消費者にとっては出品される商品の多さ、販売者にとっては顧客の多さだ。利用者が多いほどサービスの価値が高くなることを「ネットワーク効果」という。
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