コカ・コーラ「檸檬堂」がまだ伸びる驚きの理由 あえて「レモンサワー」に全集中した狙いとは

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日本コカ・コーラが販売する「檸檬堂」。その売れ行きに酒類メーカーも舌を巻く

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「ウチの商品はヒットしない」「どこにニーズがあるのかわからない――」。正解のないマーケティングにおいて、最大の教科書である「実例」の記事を集めた短期連載「東洋経済ダイジェスト 実践マーケティング」
ヒットの舞台裏にある差別化やターゲティング戦略に着目し、2020年11月15日に公開したこの記事を再録する(情報は公開時点のもの)。

「低アルコール飲料市場の並み居るブランドの中で、堂々のポジションを確立することができた」。11月13日、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの決算説明会で、日本コカ・コーラの和佐高志CMO(最高マーケティング責任者)は胸を張った。

同社が販売する缶チューハイ「檸檬堂」が売れに売れている。出荷数量は2020年1~9月で約570万ケース(350ml換算)を突破。当初500万ケースとしていた年間の販売数量計画を800万ケースに引き上げた。新たな年間計画は、酒類業界で通例の250ml換算にすると1120万ケースに当たり、2003年に発売されたキリンの缶チューハイ「本搾り」(2019年で約1200万ケース)に迫る数字となる。

2018年5月に九州限定で発売された檸檬堂は、2019年10月から全国販売に切り替わった。好調な売れ行きを受けてのことだったが、その勢いは止まらず2020年1月には品薄となり一時出荷停止するに至った。

「他社メーカーながら美味しいと思う」「得意先でもよく売れていると話題に上る」。酒類メーカーの関係者からはそんな声が聞こえてくる。

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