外出自粛でも「オヤジの肌ケア」市場は拡大 マンダムが本腰を入れる中年男性向け化粧品

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日本初の男性向けシワ改善商品で新領域を開拓、メンズスキンケア市場は宝の山か。

目の下のくまなどを隠すコンシーラーの使い方を実演するマンダムの倉石昇部長(撮影:風間仁一郎)

コロナ禍を受けての在宅勤務により一気に普及したオンライン会議。画面に映し出された自分の顔を見て、「シワやシミが増えたな」と老いを感じる中年男性は少なくないのではないだろうか。

「ウェブ会議でどこをいちばん見るか」という質問を化粧品会社のマンダムが40代男性にしたところ、5人に1人が「自分の顔」と回答した。そしてその半分以上が「自分の顔が老けていると感じた」と答えた。

「在宅勤務をしていて『老け』に気づくきっかけがある」と、同社ブランドマーケティング二部の倉石昇部長は指摘する。毎日歯磨きなどで鏡を見るときは「キメ顔」をしているが、ウェブミーティングでは自然にしていることも多い。その顔がふと目に入った際、老いを実感したり、画面が暗いことでシミに気づいたりすることが多いという。

マンダムはミドル男性向けのスキンケアブランド「ルシード」から、8月にシワ改善クリームを発売した。ナイアシンアミドという成分が配合されており、ほうれい線や目尻のシワを改善し、目立ちにくくする。男性向けのシワ改善商品は日本初となる。

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