起業家から支持を集めたのは、いつでも悩みを相談できる伴走者。
ベンチャーマネーの膨張に伴い、投資家の数も増えている。ベンチャーキャピタル(VC)協会の会員は、2019年に141社となり、15年から倍増。今回、投資家・企業の評価サービス「datavase. io」(運営:hackjpn)の協力を得て、「すごい投資家」アンケートを実施した。
結果は回答者の多くを若手起業家が占めたため、シード投資(創業初期)に強いエンジェル投資家やVCの票数が相対的に多くなった。ランキングの優劣以上に注目すべきは、起業家から寄せられた熱い評価コメントである。
1位の小原聖誉氏は徹底的なハンズオン(経営に深く関与する)の投資スタイルが支持を集めた。2位のReality Acceleratorの郡裕一代表も同様で、3カ月間かけて投資を判断する。「年10社に投資して100社と面談している。後発VCなので、ここまでしないと存在価値がない」(郡代表)。
3位は大手VCのEast Venturesで、若手との接点が多い金子剛士氏が支持を集めた。以下、業界の有名人である古川健介氏や千葉功太郎氏、佐藤裕介氏も名を連ねている。彼らも積極的に起業家と交流しているのがわかる。
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