有料会員限定

若い起業家たちは僕らよりずっと優秀 スタートアップのカリスマ孫泰蔵氏に聞く(3)

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

インターネット黎明期の1990年代から数々の起業に携わってきた孫泰蔵氏にベンチャー企業を聞くスペシャルインタビュー。最終回では、20代の若き起業家たちに孫氏が熱いエールを送る。

(2017年2月18日号インタビューを再構成)

「起業にチャレンジする人を増やすにはセーフティネットを整えていくのも重要だ」(撮影:大澤 誠)

特集「今、ベンチャーの技術を「結集」させる意義」の他の記事を読む

──今の若い起業家たちは、孫さんの目にどう映りますか。

僕が20代だった頃よりずっと優秀。今の若い起業家精神を持った子たちのほうが、いい人というか、社会性が非常にある。 志が高いから、起業において社会的意義を大事にする。

──それは、ポジティブにとらえていらっしゃるという。

すごいポジティブ。絶対、今の子たちのほうがいいと思う。平均的に言えば、30年前のプロ野球と今のプロ野球とか、20~30年前のサッカーつまりJリーグができる前のサッカーと今のJリーグや日本代表、どちらが平均的な選手のレベルが高いか、というような話。

昔のピッチャーはね、時速160kmとか投げられなかった。150kmですらほとんどいなかった。でも、今はいっぱいいる。それは、 いろいろなリテラシーが上がっていて、トレーニング法とか、マインドセットが高いから。逆に言うと、みんなのレベルも上がっているから、もっと頑張らないと通用しない。それは日本に限らず、世界中がそう。

関連記事
トピックボードAD