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トランプ株高は幻想、根拠なき上昇には危うさ クーリッジ大統領の辞任後に待っていた大恐慌

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株式市場はいつも幻想に左右されがちだ。しかし市場の愚かさに目を向けたところで、行き着く先を予測することはできない。  

米金融市場には二つの幻想がはびこっていた。一つは実業家として成功したとされるドナルド・トランプ新大統領が、米国を再び偉大な国にするという幻想。もう一つは、ダウ平均株価が2万ドルの大台に乗るという自然発生的な幻想だ。ダウ平均は2016年11月以来、1万9000ドルを超えて推移していた。1月25日についに史上初めて2万ドルを突破。今後の市場心理に影響しそうだ。

トランプ大統領が何をするかはまだ明確ではない。ただ減税路線は明らかであり、一連の景気刺激策が資産価格上昇につながる可能性はある。所得税の引き下げが不動産価格上昇につながったり、法人税減税が株価を押し上げたりするだろう。

もちろん市場心理に影響を与えるのは減税だけではない。トランプ氏に本当に事業を成功させる手腕があるかどうかは未知数である。

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