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キャンパスは世界! ミネルバ大学って何だ? 常識破りの新設大学が映し出す教育の未来

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あのハーバード大学より難関、授業はすべてオンライン、学生は世界7都市を渡り歩く。そんな常識破りの大学は、教育の未来を映し出している。

(本誌:中川雅博)

[ポイント1]
2014年に開校した米国のミネルバ大学が注目されている。既存大学の講義スタイルに疑問を抱いていた創設者は、授業をすべてビデオチャット形式にした

[ポイント2]
授業中は学生全員の顔が教師側の画面に一覧表示され、私語も居眠りもできない。教師は議論を促すことに徹し、発言頻度が少ない学生を狙い撃ちする

[ポイント3]
2年生以降は学期ごとに世界7カ国を渡り歩き、各国に置かれた学生寮で共同生活を送る。実世界そのものをキャンパスとしつつ、物事の考え方を学ぶ

 

米国一の名門、ハーバード大学よりも難関で、合格率はわずか1.9%。しかし授業料は約5分の1。キャンパスはなく、授業はすべてオンライン。ただ学生たちは寮で共同生活し、4年間、世界7都市を渡り歩いて学ぶ。2014年に開校したそんな異例尽くしの総合大学、米国のミネルバ大学が世界で注目を集めている。

「従来の大学の教育システムはもはや機能していない」。創設者のベン・ネルソン氏は、ペンシルベニア大学の学生だった20年ほど前からそんな問題意識を持っていた。大教室で教員がひたすら話し続ける講義、自分の好きな授業を受講するだけの脈絡のないカリキュラム、街に出ることなくキャンパスにこもって勉強し続ける大学生活──。 

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