独身者のライフスタイルは、家族持ち以上に多彩だ。各世代のポジティブ独身者の生活と本音に肉迫。ひとりの人生も、いいじゃないか!
(現役編)澁川祐子(S)、大宮冬洋(O)、連結社 (シニア編)本誌:高橋由里
34歳女性
忙しくて、一人でいても寂しいと思う暇がない
谷川久美さん(34歳)
[年収] 700万円
[生年・出身地]昭和47年、東京生まれ
[学歴]私立大学卒
[職歴]金融関係会社に勤続8年
[結婚経験]なし
[現在の住居]都内アパート
[趣味]トライアスロン
谷川久美さん(34・仮名)の一日は、トライアスロンのトレーニングから始まる。朝5時に起き、1時間ほど体を動かす。30分かけて歩いて会社に行き、7時半には出社。退社時間は日による。平日週2~3回はジムに行き、深夜12時近くまで汗を流す。週末は早朝からチームメートとトレーニング三昧だ。
すらりとした体形にスニーカーという格好の谷川さんは、「トライアスロンの合間に仕事をしている」と日に焼けた笑顔を見せた。だが、トライアスロンとの出合いは意外に遅く、30歳を過ぎてからだった。
「30歳を過ぎて友達同士で、『何か運動しなきゃヤバいよね、と話していて。トライアスロンなら旅行がてら、地方のおいしいものや温泉が楽しめると思って始めたんです。でも今は、競技のことを考えて、食べるものには気を使ってます」
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