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英会話教室のNOVA、七転八起の再生の軌跡 「駅前留学」で最大手、経営破綻から9年

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9年前に経営破綻した英会話教室のNOVA。地味ながらも復活を遂げるまでに至ったが、その再生はまさに七転び八起きの道のりだった。

[ポイント1]
「NOVAバイリンガルスクール」が滋賀県にオープンした。外国人や英語が話せる日本人保育士が常駐する教室で、かつての大人向けとは異なる業態だ

[ポイント2]
最大手だった同社が経営破綻したのは2007年。事業を継承した現NOVAは、9年を経て7億円の利益を出すまでになったが道のりは平坦でなかった

[ポイント3]
日本振興銀行の支援を受けるもその同行が経営破綻するなど、経営はまさに七転八起。稲吉正樹社長は、授業料を月謝制に変更し、事業の差別化に取り組む

 

「ドゥー・ユー・ハブ・ア・ペット?(あなたはペットを飼っていますか?)」

動物が描かれたカードを手に、外国人講師が問いかけると、5歳くらいの子どもがよどみなく答えた。

「アイ・ハブ・ア・ゴールドフィッシュ(金魚を飼っています)」

滋賀県南西部にあるJR栗東(りっとう)駅。10月1日、そこから徒歩2分ほどの場所に、0~12歳の子どもを対象とした英会話教室「NOVAバイリンガルスクール」がオープンした。

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