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拝啓ユニクロ様 第16回 ファーストリテイリングの賞味期限

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ユニクロ=ファーストリテイリングに変調が起きている。夏物 販売が大苦戦。規模では相変わらず業界独り勝ちだが、ビジネスモデルの賞味期限は切れていないか。

ユニクロを買って夢を叶える

Yoko ファッションブロガー

よーこ●京都出身。ブログのほか『Yokoのプチプラブランド案内』など2冊の著書があり、合計5.5万部のヒット。

ユニクロやしまむら、ザラのようなプチプラ(低価格)ファッションのコーディネート術をブログで紹介しています。月間アクセス数は1500万PV(ページビュー)。読者はお子さんがいる女性が中心です。写真のコーディネートもリネンシャツと中のタンクトップがユニクロ、パンツはGU、靴がザラと、全身プチプラです。

結婚して東京に転居したのを機に、プチプラを愛用し始めました。ほんの2年前ですが、当時は今より女性が正社員になるのが難しかった。運良く面接まで進んでも、「いつ子どもができるかわかりませんね」などと否定的に言われて。やっと決まった英会話講師の仕事も週に1回3時間しか働けず、家計は限られていました。それでもファッションを楽しみたいときに、プチプラアイテムに助けられました。

結婚前は、大手アパレルメーカーが経営するセレクトショップで販売員をしていました。1着1万5000円以上の商品が中心で、高い服は確かに素材やデザインが優れていました。でも細かいところに目をつぶれば、実はほとんど変わらない服がユニクロなどで買えます。セレクトショップを代表するあのユナイテッドアローズでさえ、かつてほどの勢いがない時代。アパレル業界にいた身としては驚きですが、今や人気スタイリストまでプチプラを着ていますからね。

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