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世界を目指す日本代表として、次はアジア代表 柳井ファーストリテイリング会長兼社長を直撃

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トップダウンがなければボトムアップはありえない──。自ら現場の陣頭指揮を執り、軌道に乗せたV字回復。再ベンチャー化、グローバル化、グループ化を掲げ、10年で売り上げ10倍、「2020年に世界一のアパレル製造小売業になる」と宣言する。

(聞き手:堀越千代)

やない・ただし●1949年山口県生まれ。早稲田大学政経学部経済学科卒。72年、父親の経営する小郡商事に入社。84年広島にカジュアル衣料の「ユニクロ」第1号店を出店し、同社社長に就任。91年に社名をファーストリテイリングに変更した。(撮影:梅谷秀司) 

特集「そして再挑戦する ユニクロ第2章」の他の記事を読む

──昨秋から衣料品業界の不振が続いています。各社軒並み苦戦する中で、ユニクロ好調の要因は。

うちが独り勝ちみたいなことをよく言われるんですが、そうじゃないですよ。うちは多少浮上していて、ほかがすべて負けているというだけ。決して一人で勝っているわけではないと思うんです。

この業界の人は業界内部のことしか考えていない。でもそうじゃない。消費者の財布というのはすべて一緒で、買う商品が違うだけ。だからむしろ、この業界の商品同士の競争じゃなく、ほかの業界の商品と競争していると考えないといけないんじゃないかなと思います。

小売業というのは、今まで恵まれすぎていたのかもしれないですね。店をオープンして、店数が増えれば自動的に売り上げが増えると思っている。でも今はそんなことはないでしょう。いい例が、GMS(総合スーパー)とか百貨店ですよ。売り場面積はどんどん増えているのに、自分たちは受け身のままで変わらない。だから需要の創造がない。売っている商品だってどこも一緒でしょう。売り場面積が増えるほど効率がダウンするのは当然です。自分たちの商品、商売の仕方が変わらないかぎり、需要の創造はできませんよ。

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