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西室泰三の「GEトップとの人に言えない話」 2015年、東芝時代最後のインタビュー公開

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今から1年半前のこと、西室泰三氏が本誌の取材に応じた。東芝相談役の立場として、メディアのインタビュー取材を受けたのはこれが最後だった。この1年後には経営の現場から離れ、闘病生活に入ることになる。本誌だけに明かしたエピソードを全公開する。

日本郵政の記者会見。利害関係者の多いことも楽しんだ(撮影:尾形文繁)

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僕は営業畑で二人目(の社長)なんだ。その前の営業出身の社長っていうのは、岩下(文雄)さん。これは「東芝の悲劇」とよくいわれる、業績悪化の時代。結局、土光(敏夫)さんが外部から乗り込むきっかけを作った。悲劇を演出したのが岩下さんだから、営業だけのやつはダメだと、まずそれがあった。

それに私立大卒というのは誰もいない。技術のことは知ってるような顔はしているが……。脚も悪いでしょ。まだあったな。国際派っていうのは、東芝のような、国内型の会社に向かないという話もね。

内示を受けたのは、発表の2週間前。最初のメッセージをどうするか悩んでいると毎晩、新聞記者さんがいらっしゃる。僕のところは、割に来やすいらしくて。次の日に発表になるって日は、全部で6社来た。「西室さん、そろそろ知ってるでしょう。誰がなるか」。僕は「そりゃ知ってるけどさ、しゃべるはずないじゃない」。すると「せめて頭文字でもいいから」なんてね。

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