空港から市内への交通アクセスで欠かせないのは鉄道でのアクセスである。空港は多くの場合、市内中心部から離れているが、鉄道を使えば時間が読めることはもちろん、空港によっては高速列車であっという間に市内中心部に入ることもできる。だが、鉄道が乗り入れる空港すべてが便利というわけではなく、鉄道を上手に活用している空港と活用しきれていない空港がある。日本、そして海外の空港アクセスの現状をまとめてみた。
国内では評価が高い新千歳空港のアクセス
鉄道が乗り入れている、もしくは至近距離に鉄道駅がある日本国内の空港は[表1]の12空港。羽田空港、伊丹空港、福岡空港など利用者数が多くて都心までの距離がそれほどない空港のアクセスは本数も多くて便利だが、それ以外の空港では使いやすさで明暗が分かれる。その中でも、利用者から高い評価を得ているのが新千歳空港と札幌駅を結ぶ「快速エアポート」。日中時間帯は毎時4本で統一され、新千歳空港駅発は毎時00、15、30、45分とわかりやすい。所要時間も朝・夜の一部時間帯を除いて新千歳空港─札幌間を37分で統一している。
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