有料会員限定

FIFA、汚職の構造 サッカー界の“伏魔殿"

印刷
A
A

米司法当局が現職の副会長を含む14人を起訴。なぜ不正が起きたのか。

6月2日に辞意を表明したブラッター会長。フェアプレー旗の精神はどこにあるのか(AP/アフロ)

サッカー界の総本山は、うわさどおりの伏魔殿だった。国際サッカー連盟(FIFA)のことである。

事の発端は5月27日、米司法省が現職の副会長を含むFIFA関係者やマーケティング会社幹部など計14人を、贈収賄などの罪で起訴したことだ。同月29日の会長選で5選を果たした、ゼップ・ブラッター会長は捜査対象に含まれていないが、6月2日に突如辞意を表明。その後も、捜査当局が関係先の家宅捜索に入るなど、事態は今も動いている。

そもそもFIFAとは、いかなる組織なのか。象徴的なエピソードがある。

「サッカーは世界一人気のある庶民的なスポーツ。FIFAは世界のサッカーファンがテレビで試合を楽しめるよう配慮しているのだ」 サッカーのワールドカップ(W杯)のテレビ放映権料が五輪と比べて格段に安かった時代、その理由を聞くと、多くのサッカー関係者は誇らしげにそう話していた。だが、それは事実でなかった。ただ単に、FIFAはスポーツビジネスに無知で、先にビジネスに目覚めたIOC(国際オリンピック委員会)に後れを取っていただけだった。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内