理性のベゾス 感性のジョブズ 経営者ベゾスとはどんな人物か

技術・実務翻訳者 井口耕二 希代のカリスマ経営者として、米アップルを世界一の企業にまで育て上げたスティーブ・ジョブズ。彼が亡くなって1年余り。ポスト・ジョブズ時代をリードする次のカリスマ経営者は誰か──その有力候補とされているのが、アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスである。
ベゾスがアマゾン・ドット・コムを創業したのは1994年。その後、95年にサービスを開始し、インターネットの普及に伴ってアマゾンは急激に成長する。97年にはナスダックに株式を公開。最初は書籍のみを取り扱っていたが、品ぞろえを拡大し、世界最大のeコマースサイトとなった。しかも、ベゾスは48歳と、まだ若い。今後が注目されるのも当然だろう。
そのベゾスだが、生い立ちやどういった考えの持ち主なのかは、あまり知られていない。メディアへの露出をベゾスが細かくコントロールしているため、人となりなどの個人的な話が表に出ることは少ない。
先日ベゾスについての書籍が出版された。『ワンクリック ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛』(日経BP社)だ。この本を読むと、ジェフ・ベゾスとスティーブ・ジョブズは正反対というほど、タイプが異なる人物だとわかる。
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