都心の地下鉄、混んでいるのはどの区間か?

メトロ・都営13路線の輸送量を比較

東京を走る13路線の輸送量を比較してみると、路線の中間にあたる都心部のボリュームが大きい路線と、起点・終点のどちらか一方の輸送量が多く、反対側に向かってなだらかに減っていく路線に大別することができる。ここでは、おおまかに3つのパターンに分類してみよう。なお、丸ノ内線の中野坂上-方南町間、千代田線の綾瀬-北綾瀬間、浅草線の泉岳寺-西馬込間、大江戸線の都庁前-光が丘間は比較対象から除いた。

路線の中間でもっとも輸送量が多いタイプは、銀座線、丸ノ内線、東西線、有楽町線、南北線、三田線。都心部に向かって両側から利用者が増加していく、折れ線グラフにすると山型を描くタイプの路線だ。

圧倒的輸送量の東西線

特に圧倒的なのが東西線。2015年度の混雑率が199%(木場-門前仲町間)と全国トップクラスの路線だけに、木場・門前仲町付近の輸送量は年間3億人ほどに達している。これは丸ノ内線でもっとも輸送量が多い区間の倍近い。

東西線は都区内東部・千葉県北西部から都心へと向かう郊外電車の役割を担っており、輸送量は木場-門前仲町間がピーク。西船橋方面からどんどん利用者が増えていき、ピークを境に茅場町、日本橋、大手町……と都心部に向けて下降線を描く。

だが、反対方向となる西船橋方面行きも空いているわけではない。実際、朝ラッシュ時に大手町から西船橋方面行きの電車に乗ると、東陽町あたりまではかなり混んでいる。郊外から都心への大動脈であると同時に、飯田橋や九段下、大手町、日本橋など乗り入れ路線の多い主要拠点を貫いていることから、都心部で他線から乗り換える利用者も多いためだ。

他線と乗り入れを行っていない銀座線や丸ノ内線は、両端のターミナルから新橋や新宿・四ツ谷付近に向かって、途中の乗り換え駅などで利用者を拾っていくパターンだ。都心部を南北に貫く南北線、都営地下鉄三田線は飯田橋や水道橋・神保町付近がピーク。有楽町線は東池袋-飯田橋間の輸送量がもっとも多い。いずれも他線、特にJR線との接続駅に向けて利用者が増えていく傾向が見える。

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