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日野・三菱ふそうの経営統合が「2年遅れ」で最終合意、トヨタとダイムラーTを含めて工夫したスキーム、電動化・水素・自動化で勝ち残り図る
日野と三菱ふそうの統合計画が最初に発表されたのは2023年5月末のこと。当初は2024年中の経営統合を目指していたが、日野のエンジン認証不正の対応が継続していることなどから、2024年2月には最終契約の締結は無期限延期となっていた。
日野は2022年3月に発覚したエンジン認証不正によって、国内では不正の対象となったエンジンについて量産のために必要な型式指定を取り消される処分を受けていた。アメリカでは司法省などの調査中で、さらにアメリカ、カナダ、オーストラリアでトラックを購入者などから集団訴訟を起こされていた。認証不正にかかわる金銭的負担や事業への影響が見通せない中で、統合を進めることは難しかった。
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