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バランスが取れた夫妻の経営
――半世紀近くにわたり襟川夫妻が担ってきた経営を引き継ぎました。鯉沼社長は主力の事業会社であるコーエーテクモゲームスの社長や、HD副社長を務めてきましたが、経営理念や経営哲学をどのように伝授されたのでしょうか。
2015年にゲームスの社長を引き継ぎ、会長から「(HD社長も)いずれは」というような話はあったが、会長が頑張れるうちはそれでいいと思っていたので、ゲームスの業績をしっかり伸ばすことを中心に考えてきた。
(経営について)直接議論をするというよりは、何かあれば意見をもらったり情報共有したりする感じだった。ミーティングが定期的にあったわけでもなく、「こう直せ」など命令されたこともほとんどない。
ただ、お2人が会議で意見を言う場に同席していたので、なんとか自分なりに(経営に対する考え方を)解釈していた。それに自分の意見も乗せて発言して何も言われないということは、それでよかろうと思われているのかなと。おそらく、波長が合うというのか、経営理念の考え方が私と創業家で合っていたのではないかと思う。
――襟川夫妻の経営スタイルをどのように見ていましたか。
それぞれ経営者としての資質も異なり、役割分担していて、2人でちょうどバランスがよくなる。そこは羨ましい。会長から「経営トップは孤独だ」とよく言われたが、夫婦だと相談できる相手がいるのもいいなというのもある。もう少し若いときは、喧嘩して揉めていることもあったが…(笑)。




















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