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BNPパリバ幹部「2025年もグリーン債市場は成長」 欧州、アジアが牽引、脱炭素の潮流は不変

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グリーンボンドなどサステナブルファイナンスの前途はどうなるのか。BNPパリバ アジア太平洋地域で、環境・社会関連など同分野の責任者を務めるチャオニ・フアン氏にインタビューした。

BNPパリバのアジア太平洋地域でサステナブルファイナンス分野の責任者を務めるチャオニ・フアン氏。2025年もサステナブル投資の堅調を予想する(撮影:尾形文繁)
アメリカではトランプ氏の大統領返り咲きが決まり、同氏はすでにパリ協定脱退や化石燃料シフトを打ち出している。ヨーロッパでも政権交代が相次ぐ。グリーンボンドなどサステナブルファイナンスの前途はどうなるのか。BNPパリバ アジア太平洋地域で、同分野の責任者を務めるチャオニ・フアン氏にインタビューした。
※本記事は12月19日6:00まで無料で閲覧できます。それ以降は有料会員限定となります。

サステナブルボンドの発行は過去最高水準

――2024年のサステナブルボンド(債券)の市場動向は。

ブルームバーグおよび当社の調べによれば、2024年の新規発行額は11月1日時点で約8560億ドルに達し、2023年の同時期の約8000億ドルを上回っている。過去最高だった2021年の同時期(約8420億ドル)よりも多く、市場は堅調だと言える。

最も多くの投資資金を集めているのが、再生可能エネルギーへの投資など、脱炭素関連を中心としたグリーンボンド(債券)で、サステナブルボンド全体の56%を占めている。社会課題の解決を目的としたソーシャルボンド(債券)も堅調で15%を占めており、グリーンとソーシャルの複合要素を持つ債券の構成比は2023年同時期の18%から2024年の同時期は23%へと大きく伸びている。

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