「偽ショッピングサイト」に誘導される悪質な手口 消費者もECサイトを運営する企業も警戒すべき

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

SNSの普及で「検索離れ」が進んでいるともいわれるが、JC3の統計情報によれば、偽ショッピングサイトに到達するのは多くがインターネット検索からだ。2023年は3万4639件、2024年は上半期だけで1万1737件。

悪質なショッピングサイトなどを知った経緯は、インターネット検索結果が多い

ちなみに、2024年上半期で次に多い「メールに記述されていたURL」は2604件、「X(旧Twitter)等のSNS投稿」は638件。つまり、受動的に入ってきた情報に対処した結果遭遇するのではなく、能動的に偽ショッピングサイトへたどり着いているのが大半なのだ。

2020年は約5,000件だった悪質なショッピングサイトなどの通報件数が、2023年には約23,000件に増えている

しかし、なぜ消費者は偽ショッピングサイトにたどり着いてしまうのか。渡邊氏は「検索結果で表示される順位を引き上げるSEOポイズニングという手法が使われている」と指摘する。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事