CSR企業ランキングで2位となった。

向井 芳昌(むかい・よしまさ)/JTサステナビリティマネジメント部長。1992年日本たばこ産業(JT)入社。広報・開示関連業務などに従事後、2009年から約4年、JT International(オランダ)赴任。帰国後、経営企画部長などを経て19年1月から現職(撮影:尾形文繁)
『週刊東洋経済』2月10日号の第2特集は「CSR企業ランキング 2024」。企業のCSRの取り組みを評価する、東洋経済の独自ランキングだ。18回目の今回は総合商社が初めて1位となった。

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総合ランキング2位のJTは、たばこ事業を中心に食品・医薬品などを手がける。向井芳昌サステナビリティマネジメント部長にサステイナビリティーの取り組みについて聞いた。
──取り組みの基本的な考え方を教えてください。
顧客を中心に株主、従業員、社会の4者のステークホルダーの満足度を高める「4Sモデル」を経営理念として掲げる。これを基本にたばこ、食品、医薬品部門で事業戦略として取り組んでいる。
──サステナビリティマネジメント部という名称は一般的ではないと思います。
サステイナビリティーは従業員、役員だけでなくステークホルダーを含め、関係者全員で対応すべきだ。以前は、旧CSR(企業の社会的責任)推進部の仕事だと思っている従業員も多かったように感じていた。
現在はサステイナビリティーを事業戦略の中にきちんと組み込み、私たちの部署がマネジメントしている。経営の中にビルトインされた取り組みが行われるようになってきた。
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