中国はCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)加盟への準備を進めている。『財新周刊』6月26日号の社説は、加盟のために対外開放を進め、ビジネス環境を整備することが重要だと訴える。
6月17日に開催されたAPECビジネスリーダー中国フォーラムで、商務部の王守文・国際貿易交渉代表兼副部長は、「CPTPP」加盟に向けた現状を紹介した。CPTPPの2300以上の条文について調査を行い、加盟に向けて調整すべき改革措置や修正すべき法律法規を整理している。2018年12月に発効したCPTPPは、現在世界最高水準の自由貿易協定とみられている。
申請過程による開放のボーナス
中国がCPTPPにすぐ加盟する可能性は低いと考える人は少なくない。だが、中国政府の決意は揺らぐことはない。21年9月にCPTPPへの加盟を正式に申請。習近平国家主席は21年11月の第4回中国国際輸入博覧会の開幕演説で、中国はCPTPPへの加盟を積極的に推進すると述べている。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら