コロナ禍でホテルの「強行出店」が続く本当の理由 運営会社やデベロッパーが抱える切実な事情

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観光需要の本格回復が見通せないにもかかわらず、ホテルの開業が相次ぐ背景に迫った。

3月に開業した「京成リッチモンドホテル東京押上」。道路を挟んだ隣には「リッチモンドホテルプレミア東京押上」がある(記者撮影)

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ホテル業界の新規出店が続いている。

2月23日に「ドーミーインEXPRESS富士山御殿場」(共立メンテナンス)、2日後の25日には「OMO3(おもすりー)東京赤坂 by 星野リゾート」が開業。3月14日には「京成リッチモンドホテル東京押上」がオープンした。

今後も出店は続く見通しだ。ヒルトンは2022年中に広島と京都に出店する。マリオット・インターナショナルも「ウェスティンホテル横浜」を開業予定だ。

いつまでも開業延期はできない

断続的に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出され、業界が大打撃を受けているにもかかわらず、なぜ出店が止まらないのか。

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