JFEが「シェア拡大」よりも徹底的に重視する戦略 柿木社長「国内で生産能力の増強はしない」

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業績が急回復している国内の鉄鋼メーカー。今後のリスクや課題についてJFEホールディングスの柿木社長に聞いた。

需給の逼迫でJFEの生産設備はフル稼働状態(写真:JFEホールディングス)

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鉄鋼業界が好業績に沸いている。国内で業界2位のJFEホールディングスも2期連続の最終赤字から一転、2021年度は2500億円(黒字)の純利益を見込む。
復活は本物なのか。先行きのリスクをどう見るのか。柿木厚司社長に聞いた。

 

――業績は絶好調です。

2021年度はもう少し悪いのではないかと思っていた。よくなった要因の1つは国内でとくに製造業でコロナ禍からの回復が非常に早かったこと。もう1つは中国だ。

これまでは中国が輸出を増やし、東南アジアの市場が乱れることがあった。が、2021年半ばから中国の内需が増えてきたことや、環境対策などから中国が政策的に輸出を抑えたことで海外市場が安定した。

――足元は中国経済が減速傾向で、自動車を中心に半導体不足の影響も長引いています。いつまで好業績が続くとみていますか?

中国からの輸出が少し出てきて、海外市況が多少下がるリスクがある。ただ、事業環境に大きな変化はないと考えている。あえて言えば、非常に高い今の水準より1段か2段下がることはあるだろう。

中国に2つのリスク

――最大のリスクは中国でしょうか?

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