
小山氏は「テロとの戦いが、多くの混乱と混迷の種を作った」と述べた(撮影:尾形文繁)
アメリカの対テロ戦争は国際エネルギー情勢の観点からどのような意味を持つのか。そして、アメリカ軍のアフガニスタン完全撤退は今後のエネルギー地政学にいかなる影響を与えるのか。日本エネルギー経済研究所の専務理事・首席研究員を務める小山堅氏に聞いた。
エネルギー供給の中心地域で深まる混迷
――2001年の同時多発テロ事件から20年続いた対テロ戦争は、国際的なエネルギー情勢にどのような影響を与えてきたといえますか。
一言でいえば、地政学的な緊張が中東において20年間ずっと続いてきたということだ。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
連載一覧
連載一覧はこちら