アメリカの制裁でスマートフォン事業が大打撃を受けたファーウェイ。次の稼ぎ頭として期待をかけるのが「スマートEV」だ。
ファーウェイのコンシューマー製品事業を率いる余承東氏は、社員たちの間で「消防隊長」の異名をとる豪腕マネジャーだ。かつて欧州法人のトップとして現地の通信事業者向けのビジネスを切り拓き、続いてファーウェイのスマートフォンをアップルやサムスン電子と競うグローバル・ブランドに育てあげた。その実績は、社内外で高い評価と人望を集めている。
そんな余氏に最近、新たなミッションが加わった。それは「自動車を売る」ことだ。
ファーウェイ専売店でEVを販売
今年4月に開催された中国最大級の自動車展示会、上海国際自動車ショー(上海モーターショー)は、ファーウェイにとって戦略的に重要な「ショーケース」となった。開催期間中の4月20日、余氏は上海市の繁華街の南京東路にあるファーウェイ製品の大型専売店でイベントを開き、同社が販売する初の自動車「賽力斯SF5 華為智選(セレスSF5 ファーウェイ・スマート・セレクション)」をお披露目した。
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