有料会員限定

これは「嵐の前の静けさ」だ コロナ禍でも動かない為替

✎ 1〜 ✎ 578 ✎ 579 ✎ 580 ✎ 最新
拡大
縮小

金やビットコインの価格が上昇する中、有力な経済学者の中にはドルの急落を予想する向きもある。しかし、これまでのところドルは不気味なほど安定している。米国がコロナ禍への対応に右往左往し、経済対策で巨額の財政赤字を積み上げ、金融政策についても連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「多くの一線を越えた」と語るようになっているにもかかわらず、である。

確かにユーロは今年、ドルに対して6%ほど値を上げている。が、2008年の金融危機による荒々しい乱高下に比べたら、こんなのは変動のうちに入らない。当時、ドル相場は1ユーロ=1.58~1.07ドルの間で激しく波打った。同様にドル円相場もコロナ禍の中では小幅な動きにとどまっているが、リーマンショック後にドルは1ドル=123円から同90円へと急落した。しかし、全貿易相手国通貨に対するドルの価値を指数化した広義のドルインデックスは現状、コロナ禍が本格化する前の2月半ばとほぼ同じ水準で推移している。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内