日産「リーフ」が大刷新 EVは大衆車になるか
図らずも世界中で追い風が吹く中、日産は電気自動車(EV)で存在感を強められるか。
「日産は初代リーフの発売以来、EV(電気自動車)の先駆者としての自負がある。新型リーフは今後の日産のコアとなる実力を持った車だ」
日産自動車は9月6日、EV「リーフ」を全面改良し、10月2日から日本で発売すると発表した。米国、カナダ、欧州でも来年1月に発売する。西川廣人社長は冒頭の発言のとおり、出来映えに自信を見せた。
日産は次世代エコカーとして、早くからEVに注力。2010年の発売以来、リーフの累計販売は国内で約8万台、世界では約28万台に達し、世界で最も売れているEVだ。
ただ日産・仏ルノー連合として当初掲げていた、リーフを含む16年度までのEV販売目標150万台には大幅未達。航続距離などに不安を持つ人が多かったためだ。現在月1000台程度にとどまる国内販売だが、初の全面刷新で、「新型リーフは間違いなく倍は売れる。3倍ぐらいはいける」と、西川社長は強気だ。
航続距離は400キロに
日産の自信の裏には、普及のネックだった航続距離や充電インフラなどを徹底的に改善したことがある。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら