JASRACの運営は不透明だ! ファンキー末吉激白
著作権など音楽家の権利を管理する日本音楽著作権協会。だがその運営方法に音楽家側から批判の声が上がった。
日本音楽著作権協会(JASRAC)の運営に対し、批判の声が高まっている。JASRACは今年2月、音楽教室での演奏について、著作権の使用料を徴収すると発表した。これに対しヤマハ音楽振興会など音楽教室を運営する251の団体は、JASRACには使用料を徴収する権限がないとして、東京地方裁判所に訴訟を提起した。
著作権を持つ音楽家も、JASRACの運営に異議を唱えた。人気バンド「爆風スランプ」のドラマーとして有名なファンキー末吉氏だ。JASRACとの裁判で敗訴したものの「争点は社会全体の問題だ」とその問題点を激白する。
──JASRACは、音楽家の権利を守るどころか、活動を制限していると指摘されていますね。
末吉:そうだ。私は長らく、音楽家として印税や演奏使用料をもらう立場だった。ところが2009年に東京都内でオープンしたライブハウスの運営にかかわることになって初めて、支払う側の立場を理解した。そこで、JASRACとの契約や使用料支払いについて疑問を持つことになった。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら