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深センに根付くメイカー文化 深セン発 中国メイカー革命 [最終回]

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ものづくりを愛する同人活動から、世界を動かすイノベーションが起こる。深圳の成長は、米国で起こったメイカームーブメントと表裏一体だ。

(チームラボMake部発起人:高須正和)
写真:さまざまなエレクトロニクス製品。どれも深センのハードウエアベンチャーが製造している

[記事のポイント]

(1)「メイカー」は製造業を指すメーカーとは異なる新しい概念で、新しい形のものづくりプレイヤーのこと

(2)デジタル工作機械、インターネット、クラウドファンディングの普及で製造、販売、資金調達が容易に。ものづくりの敷居が下がった

(3)深センにはメイカーを支援するサービス、ラボや製造パートナー、そしてメイカー文化を発信していく活動が根付いている

 

2012年の『メイカーズ』刊行以降、「メイカームーブメント」という言葉が一般紙や経済誌でも使われるようになった。著者のクリス・アンダーソン氏はロングテールやフリーミアムといった新しい概念をうまく言語化し、社会に定着させてきた。

メイカームーブメントとは従来の開発・製造とは違い、個人的な欲求や動機に基づいてものづくりを行うホビイストが、大企業の製品と同様に世に流通しうる製品を生み出す一連の動きを指す。製造業を指すメーカーとは異なる新しい概念で、新しい形のものづくりプレーヤーを「メイカー」と表記する。

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