日本市場をどう攻める? インスタグラム創業者に聞く

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ケビン・シストロム 共同創業者兼CEO(右)、マイク・クリーガー 共同創業者兼CTO(左)

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──そもそもインスタグラムを創業した経緯とは。

クリーガー 私はブラジル生まれで幼少時にポルトガルに引っ越した。その頃、プラスチックのカメラと撮影方法の本をプレゼントしてもらい、そのとき生まれた写真への愛情、情熱が開発の原点だ。

シストロム 私自身ももともと写真を学んでおり、「誰でも写真家になれるようにする」というのが、われわれ二人の夢だ。写真家というと小難しい印象があるが、目指すのはそこではない。重要なのは写真加工が簡単なこと。スマートフォンをタップすれば誰もが編集でき、フィルターを使っていろいろな変化をつけられる。そんなアプリを多くの人に使ってもらうことが願いだ。

──2012年にフェイスブックに買収されたが、傘下入りする決断をした理由とは。

クリーガー フェイスブックが約10年間かけて築いてきたSNS運営のノウハウやサービス開発を学べることが大きい。具体的にはスパム(不特定多数向けの迷惑な書き込み)を排除しつつ、どうユーザーを獲得していくかといった手法だ。

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