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欧州に広がる排外主義の連鎖 ドイツでは難民狙いの犯罪が急増

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ペギーダの集会。過激な排外主義者、民族主義者のほか、プーチン大統領崇拝のロシア系住民も参加(撮影:木村正人)

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パリ同時多発テロは、大量の難民が押し寄せる欧州を激しく動揺させている。自爆テロ犯の1人はシリア国籍の旅券を持ち、ギリシャ、バルカン半島を経由してフランスに潜入した。フランスでは移民排斥を唱える極右政党・国民戦線が勢いづく。難民を積極的に受け入れるドイツでも反イスラム運動が高揚し、難民を狙った犯罪が激増している。難民受け入れはテロのリスクを増やし、社会の混乱を深めるのか。

11月23日の月曜日、ドイツ・ザクセン州の州都ドレスデンを訪れた。第2次大戦の爆撃で中心部が灰燼(かいじん)に帰したドレスデンは歴史とモダンが見事に溶け合った観光都市として人気がある。しかし昨年10月、フェイスブックに「西洋のイスラム化に反対する欧州愛国主義者」(PEGIDA、ペギーダ)と題したページが設けられてから、悪い意味で国際社会の注目を集めている。

日が暮れると、テアタープラッツ(劇場広場)にドイツやロシアの国旗、赤地に黒と金の十字をあしらったペギーダの旗を持つ人々が集まった。市民団体の集計では参加者は4750~5500人。16日は8000~1万2000人が参加した。

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