有料会員限定

私はこうして「ダイエット王国」を作った それは豆乳クッキーから始まった

✎ 1 ✎ 2
拡大
縮小

瀬戸 健 健康コーポレーション 社長

せと・たけし●1978年生まれ、北九州市出身。明治大学中退後の2003年に健康コーポレーションを設立。同社社長としてグループ各社を率いる。(撮影:今井康一)

特集「ライザップの真実 」の他の記事を読む

健康コーポレーションの企業イメージがはっきりと定まらないのは事実である。社長の瀬戸健の略歴には最初に「個人事業主としてパソコン教材の販売代行を行う」と記述されている。ライザップをはじめ、展開する事業にも謎が多い。この会社はどのようにしてダイエット市場で時代の寵児になっていったのだろうか。

現在37歳の瀬戸が健康コーポを設立したのは2003年4月。24歳のときだ。900万円の資本金は3歳年上である妻の早苗(創業時から現在に至るまで取締役)と二人で用意した。猛勉強して入学した大学を中退しての起業だった。

本人曰(いわ)く、「実家がパン屋だったこともあり、いずれ自分も起業するとの思いが無意識にあった」。事業については人の役に立つもの、需要があるものをと考えた末に、「健康」にたどり着いたという。

最初に販売したのは大豆の胚芽部分の濃縮サプリメント。しかし、これは売れなかった。そこで実家で作ってもらった特製の大豆クッキーをプレゼントとしてサプリにつけた。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内