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公判を終えた著者が「中期分析」に出会う 職場などで役に立つ「中期分析」の方法(6)

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作家の米原万里さん(故人)が紹介した井上ひさし氏 (作家、同)が、筆者の中期分析に大きな影響を与える(KPS)

筆者は職業作家としてのスタートが遅い。外交官時代にも何冊か本を出したことはあり、雑誌に寄稿したこともある。外務省の仕事との関係でロシアの内政や民族問題に関する論文を雑誌に寄稿し、自分の趣味でキリスト教神学に関する翻訳書も刊行した。これらは、いずれも商業出版での一般的な読者を想定したものではない。いずれも専門家を想定した内容になっている。

ちなみに現在、筆者は月に400字詰め原稿用紙1200枚程度の原稿を書いている。1日あたり約40枚だ。このペースで、すでに6年が過ぎた。編集者から「よく継続的にこれだけの量の原稿を書けますね」と驚かれるが、筆者からすれば、外交官時代と比べほぼ同じ量の文書量となる。外務省での公電(公務で用いる電報)、調書、首相官邸からの依頼で作成するメモなどを含めれば、平均して1日60~70枚の文書を書いていた。土日、休日もこのペースで仕事をしていたので、月産1800~2100枚になっていた。

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