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社外役員導入で企業経営はどう変わる? 現役社外取締役に聞く

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違うものとの軋轢からエネルギーが生まれる

大田弘子 政策研究大学院大学教授

おおた・ひろこ●1976年一橋大学社会学部卒。経済財政政策担当相などを歴任。JXホールディングス、パナソニック、みずほフィナンシャルグループの社外取締役を務める。(撮影:梅谷秀司)

特集「ISS(議決権行使助言会社)の正体 」の他の記事を読む

JXホールディングス、パナソニック、みずほフィナンシャルグループの社外取締役を務めており、いずれの取締役会も議論は活発だ。ただ、みずほは指名委員会等設置会社で、(監査役会設置会社である他社と)まったく異なる。相当の案件を執行サイドに委任できるので、取締役会では経営の本質的な議論にかなりの時間を割くことができる。

たとえば、みずほの社外取締役は、川村(隆・日立製作所相談役)さんや甲斐中(辰夫・元東京高等検察庁検事長)さんらがいる。最初に業務計画を作るに当たって、みずほの強みと弱みを把握しようと取締役会の議案に経営報告を入れた。川村さんと私は新任で知らないから、事前にかなり説明を聞いておけばいいと思ったら、ほかの人もご存じなかった。それだけ(従来の)取締役会でそういう議論をしていなかったということだろう。私はみずほ1社だけの経験しかないが、指名委員会等設置会社のよい点は、取締役会で取締役会らしい議論ができることだ。

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