有料会員限定

巨額の「GPIF買い」 局所バブルが静かに進む 株高の内実

印刷
A
A
GPIFの運用方針見直しは株式市場に大きな影響を与えた

特集「株価爆上げ 2万円」の他の記事を読む

株高が進む裏で、異常事態ともいえる現象が日本株市場で起きている。割安な銘柄を買って割高になった時点で売るという、投資の基本戦略が通用しにくくなっているのだ。

日本株に投資する国内外のヘッジファンドを調査しているマン投資顧問の佐藤素行シニアアナリストは、「昨年秋以降、日本株で株式ロング・ショート戦略を採るヘッジファンドの運用成績が振るわない」と話す。ロング・ショート戦略とは、株式の買い持ち(ロングポジション)とともに株式の売り持ち(ショートポジション)も行い、株価上昇時のみならず株価下落時にも利益獲得を狙う投資戦略だ。基本的には割安な株を買い持ち、割高な株を売り持ちする。

佐藤氏によると、日本株は銘柄間で業績や株価に格差が出る産業が多い。しかも証券アナリストが継続的に分析・調査している銘柄の比率が米欧より低いので、適正価格より割高・割安となっている銘柄が少なくない。そのため日本株市場は、本来であれば株式ロング・ショート戦略での収益機会が多い市場なのだが、それがうまくいっていないという。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
スズキ「納車6ヶ月待ち」国内販売の深刻な事態
スズキ「納車6ヶ月待ち」国内販売の深刻な事態
ウマ娘ヒットの裏で「スマホゲーム」が深める苦境
ウマ娘ヒットの裏で「スマホゲーム」が深める苦境
ニトリ、家具の王者が「家電攻略」に動き出す必然
ニトリ、家具の王者が「家電攻略」に動き出す必然
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内