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ローソン3位転落でも規模追わず 伊藤忠 “両獲り"ではじく胸算用

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ローソン 3位転落でも規模追わず

「ずっとうわさだったから覚悟はしていた。が、本音では『弱ったな』と思う」(ローソン幹部)。ファミリーマート・サークルKサンクス連合が実現すると、業界3位に転落するローソン。規模で勝てない分、攻守入り交ぜての戦略を描かざるをえない。

すでに着手したのは「抜本的な見直しが必要」(同社役員)だった2業態の削減だ。ひとつは2005年から展開した100円均一型の「ローソンストア100」。約1100店中2割超の大量閉鎖に踏み切る。価格や品ぞろえの中途半端さから減収に歯止めがかからなかった。もうひとつは、14年に生鮮品強化で立ち上げた小型スーパー「ローソンマート」で、全39店の撤退を決めた(図表1)。

[図表1]
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一方、“攻め”では、価格が高めの業態に注力する。健康や美意識の高い客層向けの「ナチュラルローソン」は、昨春の消費増税以降も、1店当たりの1日平均売上高が前年実績を上回っている。ここ数年、店舗数は100店前後にとどまってきたが、15年度は30店ほど新規出店を見込むという。14年に買収した高級スーパー「成城石井」も好調で、貴重な収益源になりそうだ。

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