VSEと並ぶ観光特急の新たなフラッグシップ車両として、デザイン面で特に重視されたのは眺望性。先頭車のフロントガラスは1枚の大型曲面ガラスで、高さ方向をVSEより30㎝広げたほか、柱の位置も工夫し、展望席からは遮るもののない前面の眺めを楽しめる。さらに、先頭車は「すべての座席が展望席」となるよう、座席上の荷棚をなくして車内を見通せるようにした。側面の窓もVSEやMSEより高さを30㎝広げた1mに拡大し、一般座席からの眺望も広がった。
岡部氏は「先頭は特に力を入れたところ。LSEが持っていた特徴を現代風に置き換え、運転室もVSEより広げて訓練などもしやすい形にしており、VSEよりも少しボリューム感のある先頭形状になった」と語る。
荷物の収納にも工夫が
岡部氏が内装で「大きなポイント」と語るのが、荷物の収納に関する部分だ。
大きな荷物を持った訪日外国人観光客などの利用を考え、4号車を除く各車両のデッキ部付近には大型スーツケースなどを収納できるスペースを設置。座席も国内線機内持ち込みサイズの荷物を下に置ける構造で「荷棚の上に重い荷物を持ち上げることなく収納できる」(岡部氏)という。
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