知らないと損をする「東京の終電」の基礎知識 終電後の別ルートは?JR、京王、小田急……

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終電後のターミナル駅からは深夜急行バスが出ている(写真:うげい / PIXTA)

さて、終電を逃してしまった場合はどうするか。そんな時の足になるのが「深夜急行バス」だ。私鉄各社は、系列のバス会社などが終電の後、沿線の各駅へ向かう深夜急行バスを走らせている。

たとえば京王バスでは、新宿駅西口から0時55分に橋本行、1時05分に八王子駅北口行、1時20分に府中駅行、1時25分に国立駅行が発車している。平日のみの運行で、たとえば八王子駅北口までなら3100円、府中までなら2050円だ。予約制ではなく、先着座席定員制のため、満席になるまで乗車できる。

京王バスは京王電鉄各駅のほか、国立行きの便は武蔵小金井や国分寺を経由するためもあり、JR中央線の多摩地域の利用者もカバーしている。小田急グループも、系列の神奈中(神奈川中央交通)バスが深夜急行バスを運行しているが、こちらも小田急沿線の本厚木駅行きだけでなく、JR東海道線の平塚駅・大船駅に向けての深夜急行バスを走らせている。

深夜急行バスに積極的なのは京成電鉄のグループ会社・京成バスとそのグループだ。グループ内各社で京成電鉄だけではなく、東京メトロ東西線や都営新宿線、常磐緩行線沿線に終電後のバスを運行している。その他のバス会社でも、国際興業バスや関東バスがJRや私鉄の終電をフォローするためのバスを走らせている。

終電が遅い路線からバスで帰る

また、遅くまで走っている路線の駅から出るバスも、うまく使えば終電を逃した際の足となる。たとえば、終電が遅い路線として知られるJR中央線沿線からは、京王線や西武線の駅へ向かうバスが夜遅くまで走っている。深夜バスは運賃が倍額だが、タクシーよりは安上がりだ。

国分寺駅からは、京王線の府中駅までのバスが平日は午前1時17分まで出ている。吉祥寺駅から京王線調布駅行きの最終バスはなんと午前1時30分発だ。京王線だと、府中までは新宿発0時33分、調布は同34分発が終電となるが、中央線の駅からバスを利用するなら、府中は0時41分、調布へは1時01分の中央線に乗れば間に合うことになる。

吉祥寺駅からは西武池袋線の大泉学園駅に行くバスもあり、こちらの最終も午前1時15分発と遅い。同駅への終電は池袋発0時44分のため、新宿からだと0時30分には出なければならないが、吉祥寺からバスを利用するなら新宿発0時50分の中央線で間に合う。

ふだん利用している路線の終電はもちろん、近くを走る他の路線やバスがどうなっているのか、いざというときのために調べておくといいかもしれない。

小林 拓矢 フリーライター

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こばやし たくや / Takuya Kobayashi

1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。在学時は鉄道研究会に在籍。鉄道・時事その他について執筆。著書は『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)。また ニッポン鉄道旅行研究会『週末鉄道旅行』(宝島社新書)に執筆参加。

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