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「流通にほぼ乗らない」揖保乃糸の激レア"兄弟パスタ"。手延べ製法で生まれる「1年寝かせ麺」の実力と、リピーター続出を支える3軒の革新者

揖保乃糸の製法で作った希少なパスタとは……?(筆者撮影)
築100年を超える町家をリノベーションした店舗は、歴史を感じる落ち着いた雰囲気だ。格子戸にかけられた紺色の暖簾からは軽やかさが感じられる(筆者撮影)
「龍の夢PASTA」。つるりとした喉ごしと柔らかさのなかにコシを感じられる食感が特徴(筆者撮影)
ジャズが流れる落ち着いた空間で食事を楽しめ、とくに女性客に人気がある(筆者撮影)
生ハムのクリームパスタ(1400円)。冷製より温パスタのほうが人気。どのメニューもまんべんなく出るという。スープは通常パスタの3〜4倍の量。麺に吸収されるため出来立てすぐと後の食感が全然違い、ナチュラルに味変を楽しめる逸品だ(筆者撮影)
一般的なパスタより、つるりと喉ごしが良い(筆者撮影)
麺乃家外観。町家を改修して観光地にあるおしゃれな飲食店をつくるというだけでなく、観光客はもちろん地元客も普段使いできる店をめざしたのだそう(筆者撮影)
麺乃家内観。取材当日も地元客が食事に来ていた(筆者撮影)
ZARU(660円・2025年8月時点の価格)。取材当日は「特級・古(ひね)」を味わえ、幸運な日。めんつゆは2種類で、右のお猪口のつゆは森口製粉製麺オリジナルの酢みそつゆだ。森口さんがかつてよく食べていた”おばあちゃんの味”を再現したものなのだとか。さっぱりあっさりとした風味(筆者撮影)
「冷カレー」(830円・揖保乃糸を選んだ場合の価格)。ココナッツミルク入りで甘くてマイルドな辛さがやみつきに(筆者撮影)
森口製粉製麺5代目、森口暢啓(まさひろ)さん。背後に積み上げられているのは揖保乃糸の専用保管木箱だ(筆者撮影)
ローカル線であるJR姫新(きしん)線の車両デザインパッケージ。JR駅構内でも販売、お土産として人気があるという(筆者撮影)
手延べ製法の揖保乃糸製造のほか、機械製麺でOEM製造なども担っている。写真の建物の奥に揖保乃糸製造工場がある(筆者撮影)
谷口さんの自宅横に建てられた工場(左手緑色の建物)。自然豊かな山に囲まれた場所にある(筆者撮影)
谷口製麺所2代目、谷口勝美さん。手延べ製麺技能士の資格を持つ職人で、現在組合の理事も務めている(筆者撮影)
掛巻機(かけばき)の説明をする谷口さん。オフシーズンは工場と機械のメンテナンス期間、ちょうど工場清掃後で床がピカピカだった(筆者撮影)
龍野城下町は、文化庁により重要伝統的建造物群保存地区に指定。明治から昭和の建築物が混在する情緒あふれる町並みが広がる(筆者撮影)
いちわ内観。あらわしになった飴色の梁と土壁に、築100年超の町家の歴史を感じる。当時の住まい手も揖保乃糸に舌鼓を打っていたに違いない(筆者撮影)
ミニのぼりで揖保乃糸ブランドをアピール。いちわはランチとディナー営業をしており、定休日は毎週木曜日・第3日曜日(筆者撮影)
フレッシュトマトとカツオの冷製パスタ(1600円・期間限定メニュー。※2025年9月時点では終了)(筆者撮影)
左がオイルソースベースで、右がスープベース。ベースの違いによる麺の吸収率が一目瞭然だ(筆者撮影)
森口製粉製麺外観(筆者撮影)
森口製粉製麺の従業員数は30名。うち3名が手延製麺技能士(筆者撮影)
森口製粉製麺の揖保乃糸工場裏手。保存箱が積み上げられている様は圧巻(筆者撮影)
「手延製箱検査証」。木箱も検品の対象で、検査員の名前で割り印がされている(筆者撮影)
森口製粉製麺5代目、森口暢啓(まさひろ)さん(筆者撮影)
工場前にある直営店「もりぐちの麺や。」(筆者撮影)
麺乃家の「特製ぶっかけ」(830円・揖保乃糸を選んだ場合の価格)。麺は、揖保乃糸の他自社オリジナル乾麺全4種から選べる(筆者撮影)
谷口製麺所2代目、谷口勝美さん(筆者撮影)
小均(こなし)作業。およそ1時間熟成させた麺紐を、さらに縒りをかけながら、直径6mmほどまで細長くしていく(谷口さん提供)
門干し(かどぼし)工程。延ばしたそうめんを乾燥させる。かつては屋外で行われていて、西播磨の秋冬でよく見られた光景だった(谷口さん提供)
SNSでも「やっぱりそうめんはこれ」と大人気な“夏の王者”「揖保乃糸」。その生産者は380もの生産者がい…