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〈新たな働き方〉飲食業界版スキマバイトで「休めるときに休める」、料理人に変化をもたらす「スポットシェフ」サービス

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飲食業は訪日観光客の増加もあって人手不足に拍車がかかっている。一方、近年の円安進行で光熱費や輸送費、食材費は高騰した。さらにコロナ禍で増加した「ゼロゼロ融資」(実質無利子・無担保の融資)の返済も始まっている。

飲食店経営では、売上高に占めるFLコスト(食材費「Food」と人件費「Labor」の合計コスト)の割合が重視される。その多寡が利益を大きく左右するからだ。食材費が上がる中、人手確保のために人件費を上げすぎると経営リスクは当然高まる。コスト削減が喫緊の課題となっているのだ。

新規の正規雇用を増やし固定費として人件費をかけ続けるよりも、人手が必要な日に必要な人数の料理人に稼働してもらう。そんなスポットシェフの仕組みのほうが、現在の飲食店経営には合致していると考えられる。

最低ラインの時給は1815円

では、スポットシェフを利用するシェフや調理人のメリットは何なのだろうか。

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