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ダイキン「カリスマ退任」から1年で迎えた正念場、有望アメリカ市場で大誤算→株価は5年ぶり安値圏で新社長が向き合う“15年来の宿題”

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これまでダイキンは、日本経済の「失われた30年」と言われた1990年代から2020年代にかけて、売上高を大幅に伸ばしてきた。外国人を含めた投資家から高く評価されてきたが、ここに来て何が起きているのか。

国内の大手メーカーが業績不振に沈む中で、ダイキンの成長を支えてきたのは海外市場での成功だった。2代前の社長で、現在は名誉会長兼グローバルグループ代表の井上礼之氏が決断した中国市場への本格進出で、先行していたほかの日本メーカーをも押しのけて成功した。

近年ではアメリカも大きな市場に育っている。2012年に現地同業のグッドマンを約3000億円で買収。住宅用のエアコンでトップシェアのグッドマンをテコに、「北米空調ナンバーワン」という目標を掲げた。

市場環境が悪化

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