日本は11万人不足「セキュリティ人材」確保の難題 人材は前年比23.8%増も需給ギャップ過去最大
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サイバーセキュリティ人材の需給ギャップが拡大している(写真:metamoworks/PIXTA)
400万人ーー。世界のサイバーセキュリティ人材はこれだけ不足しているという。
この試算を出したのは、サイバーセキュリティに関する資格認定などを専門とするアメリカのNPO団体、ISC2(International Information Systems Security Certification Consortium、国際情報システムセキュリティ認証コンソーシアム)だ。
毎年独自に人材調査を行っており、最新となる2023年版は、北米、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカ、中東、アフリカに居住する1万4865人のサイバーセキュリティ実務者を対象にオンライン調査を実施した(日本の回答者は936人)。
今回の400万人という需給ギャップは、ISC2の試算としては過去最大の規模だ。
人材需給ギャップの増加率が最も高い日本
日本も約48万1000人と前年から23.8%人材が増加した一方、需要は59万1000人と33%増加。需要に対して11万人足りず、人材不足の状況は悪化している。しかも、日本は人材需給ギャップの増加率が対象国の中で最も高かった。
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