H&M、ジバンシィと有名ブランドの日本法人トップを務めてきた人物が、ZOZOの経営に参画した。ZOZOに「無限の可能性を感じた」理由とは。
変わる小売りの可能性を探りたい
――なぜこのタイミングでジバンシィからZOZOへ移籍したのでしょうか。
今までを振り返ると、自分のキャリアをより磨きたい、次のステップに飛びたいというポイントで転職してきた。
今回はコロナが大きなきっかけとなったと思う。コロナによって、仕事の進め方から小売業界全体の構造まで大きく変化した。当時身を置いていたラグジュアリー業界では、対応が遅れていたデジタル化、若者へのターゲティングなどの必要性が見えてきたところだった。
ジバンシィとしても早くEC(ネット通販)の方向性を探らないといけないとプレッシャーを感じていたとき、ちょうどZOZOと一緒に仕事をする機会があって。ZOZOとの協業は、すごく面白かった。彼らは若者の行動やマーケットトレンドを非常に理解していて、実店舗とデジタルの統合など、これから変わっていく小売りの可能性をZOZOで探ってみたいと思った。
そうですね。お互いに盛り上がって、ある日、という感じで(笑)。
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